実家のモノ、増えてない??? 親世代はなぜモノをためこんでしまうのか
- 生前整理ル・リアン
- 2024年1月5日
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ひさしぶりに実家に帰って、気になるのは「モノが多い」ことですね
「捨てろ」「捨てない」でもめてしまう前に、まずは世代間感覚の違いを知り、スムーズに実家片づけを進めたいものです
親世代は「モノをたくさん持っていること=豊か」
という時代を生きてきた
高齢で戦中戦後のモノのない貧しい時代を体験している世代は、とにかくモノを大事にします
「とりあえず取っておく」という行為が普通になっているため、押し入れや納戸に「箱入り」の新品が多く入っているのが特徴
「もったいない」「まだ使える」という感覚が強いので、「捨てる」行為に抵抗感が強いです
また、昭和の高度成長期を築き上げた70代以上は、働くだけ収入を手にし新商品も次々発売される時代に生きてきました
モノをたくさん買って消費することが幸せ!なので、身の回りにモノが多くてもさほど抵抗感はありませんし、新しいモノや情報にも敏感です
年齢を重ね気力体力が落ちてくると片づけられなくなってしまうのは、当たり前のことです
だからといって、子世代のペースでモノを片づけてしまうと、急に自分の周りからモノ(幸せの象徴)がなくなることで心が不安定になることもありますので、要注意
そんな親世代を持つ子世代のスタンダードは
「自分の価値観でモノを選ぶ」
50~60歳前後のバブル世代は、モノを捨てられない世代を親に持っていますが、何でも取っておく…というよりは、自分が価値があると思ったモノやコトには惜しみなくお金を使う世代
ただ、エコにも敏感で、実生活では以外とメリハリのついたモノの持ち方をするといわれています
また、40代で厳しい不景気時代を育った世代は、モノをなるべく持たないシンプルな生活を好むようです
30代以下ではルームシェア、カーシェアのように他の人と何かを共有することに抵抗感を持っていない人も多くおり、いずれにしても所有欲が少なく合理的です。レンタルの洋服、家具家電、おもちゃ等、定額でのサービスの購入(サブスク)の利用も特徴的
さらに20代以下の孫世代には、古着やレトログッズを好むなど、独特の感性がみられ、中古品に抵抗がないのも世代の特徴です。「昭和グッズにあふれる祖父母宅が”宝の山”に見える」という声もこの世代から聞かれます
みんな違う時代を生きてきたのだから、
モノの片づけに関する考えが違うのは、あたりまえ
各世代における一般的なモノ所有の価値観をご紹介しましたが、加えて家庭環境やご本人の特性もあります
こんなに価値観の違う私たちが一斉に「モノの片づけ」に取り組んでもスムーズにいかないのが当然ですが、親子親族間では、お互いを説得しようとしがち・・・期待や甘えもあるので、よけいに感情的になりやすいものです
妥協と歩み寄りなしで親の家は片付きません(笑)
ひとりひとりのモノに対する価値観が違うことを認め合って、片づけを進めることが大切です
「捨てる」は親がとても嫌がる言葉
上手にモノを「手放す」方法を知ってもらおう
「捨てる」は親にとって抵抗感の強い言葉です。 片付けをめぐってケンカが絶えないというご相談に、私は「手放す」という言葉を使うようにアドバイス差し上げています
また、不要品を見極める基本的方法を知ることで、「またいつか使うかも」「高かったしもったいない」「いただいた人に申し訳ない」など、処分にブレーキをかける親世代の気持ちが軽くなります
ポイントは、視点をモノにあてるのではなく、自分の気持ちにあてることなのです
加えて、モノに合った処分方法を子世代からアドバイスしサポート。 買取・リユースから寄付まで、リユース時代最新のモノの手放しかたは、「誰かに使ってもらえるなら」という親世代の気持ちにもマッチすることが多いのです。 「もったいない」としまったままにしておくのが、一番もったいないことだと伝えます
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