生前整理の基本メソッド モノ・心・情報のお片づけとは?

「生前整理」とは、充実して生きるために「モノと心・情報のお片づけ」すること

ありがたいことに最近では「生前整理?聞いたことがある」といわれる方も増えてきました

「生前整理」とは、(一社)生前整理普及協会が提唱し普及している概念で、『モノ・心・情報を整理』すること。 一般的な「整理収納術」・「断捨離」や、人生の終わりを準備する「終活」とは違い、より充実して暮らし生ききるためのメソッドです。 以下に「生前整理」3つの柱のポイントを、長年指導員として活動する中で得た独自メソッドを加えてご紹介いたします

1.モノを片付け身軽になる

「生前整理」と聞いてまず思い浮かぶのは、”モノの処分”ではないでしょうか? 身の回りの生活用品から住まい・家屋まで、”モノ”は、私達が生きていくために必要不可欠。「何をどう整理したらよいのかわからない」というお声もよく聞きます。 生前整理では、家中のモノを「自分が使うか使わないか」で分類し、それぞれの扱いを決めていきます。 特に「思い出のモノの片付け」「写真アルバムの整理」については、「心の整理」につながるものなので、作業も含め重要視しています

2.心を整理し未来をデザインする

生前整理の中でも、特に重要なのは2つ目の「心の整理」。 モノの片づけをしながら住まいや暮らしについて向き合い、また、人生の振り返りをして家族や自身についてあらためて考えていきます。 空間や心が整理されると気もちに余裕ができて、これからのことをスムーズに準備する心構えが出来上がっていくのです。 勇気を出して”自分の万一のとき”を想像し、やり残しのないよう、この先の希望や目標についても考えます

3.情報をまとめ、大切な人に伝える

生前整理3つ目の柱は、この先の希望や目標のため、また大切な人のために、自身の情報をまとめてわかりやすくすること。 健康や介護について、住まいや施設入居について、それらに必要なお金について、また、残すべき財産や相続について・・・など、課題はたくさんあります。 まとめる項目はいわゆる“終活”に似ていますが、心を整理してよりよく生きていくための行動なので、よりスムーズに進めることができます

ったかくて新しい生前整理は、100年ライフの大人のたしなみ

昔の日本的常識や伝統にとらわれることはありません。世の中も私たちも変わったのです。思い出のモノは元気なうちに自らの手で残し、不要品は使ってくれるどなたかへ届けます。日頃から家族への愛情や感謝をどんどん口にし、介護の希望は家族で共有し準備しましょう。 老後資金のことを専門家に相談するのは恥ずかしいことではありません。お墓について親族会議するのは縁起が悪いどころか、子世代に感謝されます!

生前整理の3つの柱は、順次それそれ詳細情報をお届けする予定です